「北側につけてるんで、正直ゼロかなとも思ってたんですよ。」
そう話してくれたのは、東京都世田谷区在住のMさん(50代)。2025年10月に太陽光発電(5kW)と蓄電池を設置しました。北向きの屋根という条件から、導入前は「冬場はほぼ発電しないのでは」と心配していたといいます。
ところが設置から半年、エアコンをほとんど使わない5月の電気代を昨年と比べると、1万5千円から3,700円へ——約1/4に。冬の2月でさえ6千円の削減効果が出ていました。
「思ったより全然発電してる」という実感と、ご主人が毎月エクセルで記録する「昨年比」の数字が、北面設置への不安を確信に変えていきました。
プロフィール:
Mさん/東京都世田谷区在住
週2〜3回出勤のMさん、ご主人(週の半分テレワーク)・娘さんの3人家族。
2025年10月に、太陽光パネル(5.52kW)、蓄電池(16.5kWh)を共同購入で導入。
太陽光パネルは北面に設置。
——北向きの屋根に設置されたと伺いました。最初はどんな気持ちでしたか?
Mさん:
うちは北側にしかパネルを載せられない屋根の形なんです。だから、もともと太陽光は「つけても、あまり発電しないんじゃないか」という感覚がありました。どのくらいの効果があるのかよくわからなかったんですが、蓄電池との組み合わせなら停電対策にもなるという話もあったし、とにかくやってみようということで決めました。
「ゼロかなと思ってたのが、ゼロではなかった」というのが、正直な感想です。
——冬場の発電はいかがでしたか?
Mさん:
冬は日照時間も短いし、多少安くなるかなという程度で、すごく安いという感じではなかったです。でも期待していなかった分、「それでも発電してるんだ」という気づきがあって。2月は昨年と比べて6千円ほど安くなっていたんです。そのくらい安くなるなら、十分ではないかと思っています。
Mさんご家庭では、季節によって蓄電池の動きが大きく変わってきています。モニターを頻繁に確認するようになったことで、太陽と電気の関係が「見える」ようになりました。
——4月・5月になって、変化を感じましたか?
Mさん:
はっきり変わりましたね。今はもう、朝の6時か7時の時点で蓄電池が70%以上あって、お昼前には100%になっちゃうような状態です。冬の間は30%台まで下がることもあって、「全部使い切っちゃってる」という感じだったので、全然違います。
モニターを見るのが、日課というか楽しみになってきました。
——この数字を見た時、どんな気持ちでしたか?
Mさん:
設置から半年が経ち、昨年との比較ができるようになった今、その変化は数字として明確に現れています。
正直、これはすごいなと思いました。エアコンをまだ使っていない時期でこれだけ変わるなら、夏場が楽しみです。北面設置だったので「多少安くなるかな」と思っていたのが、こんなに変わるとは想定していなかったです。
売電も月に2〜3千円は入ってきているので、それも「思ったより入ってくるんだな」という感じはしています。もちろん大きな収入というわけではないですが、あるとやっぱり嬉しいですよね。
——ご主人との会話に変化はありましたか?
Mさん:
ご主人がエクセルの表を作って、毎月の電気代を記録しているんです。月末になると一緒にそれを見て、「去年の同じ月はこうだったけど、今年はこうなったね」という話をするのが定番になっています。それが楽しみになっていますね。
もともと電気代なんてそんなに気にしたことがなかったんですが、今は自然と気にするようになりました。
蓄電池のモニターも、「今どのくらい溜まってるかな」とすぐ確認するようになって。発電している量や蓄電の状況を知ることで、電気を使うことへの意識が変わった気がします。
——夏に向けて何か変わることはありそうですか?
Mさん:
去年の夏はすごく電気代がかかっていたんです。主人と娘がそれぞれテレワーク・自宅勤務で、リモート会議がある時は別々の部屋にいないといけない。結果的にエアコンを3台同時に使うことが多くて。でも今年は、そうなったとしても去年よりはだいぶましになるんじゃないかと思っています。
「エアコンを使ってもいいかな」と躊躇する感覚がなくなりそうで、それが一番の変化かもしれませんね。自分たちで発電している電気を使っているわけだから、もう少し気楽に使えるというか。
あと、売電しちゃうよりも、自分たちで使った方がいいかなという気持ちもあって。だったらエアコンをもっと活用する方が、生活にとってもいいかなと思っています。
——停電対策という意味での安心感はありますか?
Mさん:
蓄電池があるっていう安心感は確かにあります。世田谷区の住宅街に住んでいるので、「東京だから大丈夫」という気持ちがどこかにあったんですが、最近は誰もが「絶対安全」とは思えなくなってきている気がして。地震のことなど考えると、何かあった時に電気がある、というのはやっぱり心強いですね。
——将来的に考えていることはありますか?
Mさん:
主人がEVに興味を持っているんです。まだ買う買わないという具体的な話にはなっていないんですが、蓄電池が100%になったら余剰電力で車を充電できるという仕組みには、いいなと思います。
今の家にはEVの充電設備がないので、まずはそこを整えることが先になりますが、将来的に電気自動車が主流になるようなことがあれば、そういう選択肢もあるかなとは思っています。
——最後に、北面設置を迷っている方へメッセージをお願いします。
Mさん:
太陽光パネルをつけるということは、多少なりとも発電はするから今までより絶対安くなるだろう、という気持ちで踏み切りました。「使い放題で光熱費ゼロ」みたいな大きな期待はしていなかったんですが、思ったよりずっと発電してくれています。ゼロかなと思ってたのが、ゼロではなかった——冬の間も全く発電しないわけじゃないとわかったことが、一番の発見でした。
北側でも、絶対につけた方がいいと思います。
Mさんが利用された「みんなのおうちに太陽光」の共同購入事業は、地域の参加者が集まり購入することで生まれるスケールメリットを活かした仕組みです。
購買力の活用
参加者が集まることで、個人では得にくい価格で導入できます。
厳格な審査
施工を担う事業者は事務局による審査を通過した事業者のみが参加しています。
手続きのサポート
検討開始(参加登録)から施工・補助金申請のサポートまで、事務局と施工事業者が伴走します。
「自分の家でどのくらいパネルが載り発電するのか?」
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